デジタル一眼カメラ初心者にやってほしい!簡単にプロっぽい写真が撮れる方法

スマホ・タブレット

携帯電話、スマホが普及して『写真を撮る』ことが一般的な行為になったジャパン。

友達と遊んでいる時にパシャッ。

レストランで料理が運ばれてきたらパシャッ。

赤ちゃんが笑ったらパシャッ。

 

誰もが簡単に写真撮影を楽しむ時代です。

 

そして、もっと綺麗な写真を撮りたいという人はスマホやコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)からステップアップして、『デジタル一眼(ミラーレス)』を使い始めます。

いろいろな設定ができて、場面に応じてレンズを変えることデジタル一眼。

今までとは違った素晴らしい写真を撮ることができます。

 

だけど、しばらく経って気が付きます。

「なんで他の人みたいに綺麗な写真が撮れないんだろう」

「どうして同じカメラなのにプロの写真はプロっぽいんだろう」

 

そんな壁にぶち当たってしまった人は、ぜひ画像編集(デジタル現像)にチャレンジしてみてください!

 

デジタル現像とは?

「デジタル現像」と言われると聞き覚えのない言葉ですが「現像」だと聞いたことがあると思います。「写真を現像する」の現像ですね!

ただ、写真を現像していたのはフィルムカメラ時代の話。

デジタルカメラ世代の人はまったくわからないと思います。

 

「現像」については今回触れませんが、「デジタル現像」については「デジカメで撮った画像をアレコレ調整して新しい画像として書き出す=画像編集」だと思って下さい。

 

つまり今回は「撮った写真を画像編集してプロっぽい写真にする」というお話です!

 

「HDR」という手法

写真撮影をしていると、こんな困った場面に遭遇したことありませんか?

 

明るいところが白飛びしちゃうから露出を下げると「暗すぎる写真」に・・・

暗めの画像(露出-2.0)

 

逆に暗いところを写そうと露出を上げると「明るすぎる写真」に・・・

明るめの画像(露出+2.0)

 

日陰や日なたなど、明暗の差が激しいところでは特に起こりがちです。

 

人間の目で見たままの風景を写真にしたい!

そんな時に、異なる露出の複数画像を合成する『HDR(ハイダイナミックレンジ)』という手法があります。

 

ざっくり言うと、マイナス露出補正の白飛びしていないところと、プラス露出補正の潰れていないところをイイトコ取りして1枚の画像にしようというもの。

 

 

HDR画像の仕組み

 

こんな感じで、異なる露出の画像を合成することで・・・

 

HDR画像

 

目で見た風景を再現できちゃう!というもの。(上の画像はちょっと露光量あげてます)

 

『現像ソフト』は超便利!!

鋭い人なら、上記のように3枚の画像を合成するには三脚でがっちり固定しておかないとダメだな・・・と気づくのではないでしょうか?

でも、最近のデジタル現像ソフトはそんな必要がないのです。

 

今回使用したのはAdobeの「Lightroom CC」というデジタル現像ソフト。

めっちゃスゴイですよ。

なんと、手持ちで撮影した写真でも、構図が同じなら綺麗に合成できちゃう!

写真ごとに異なる「位置ズレ」や、風で動く木の葉、一瞬写り込んじゃった人物なんかも自動的に検知してくれるのです。

 

こちらで行う作業といえば、チェックボックスをチェックしていくだけ。

基本的なHDRであれば、たったそれだけです。

実際に動画を見ると感動すると思うので、Adobeのサイトをどうぞ。

Learn | Adobe Creative Cloud
Sign into Adobe Creative Cloud to access your favorite Creative Cloud apps, services, file management, and more. Log in to start creating.

 

カメラの設定は「ブラケット撮影」で

とは言え、1枚撮って露出を変えて、同じ構図でまた1枚・・・ってちょっと面倒ですよね。

実はデジカメには便利な撮影機能があります。(ない機種もあるかも)

 

それが「オートブラケット撮影」です。

これは異なる露出の複数画像を、一度に撮影できるという撮影方法。

一般的には「露出補正-1.0」「露出補正なし」「露出補正+1.0」の3枚、などなど。

 

HDRにはこの撮影方法が便利で、今回は2.0EVステップで3枚撮影しています。

 

SONYのα6000であれば「ドライブモード(一枚撮りや連射、タイマー撮影など切り替える所)」のなかに「連続ブラケット」というモードがあり、左右のカーソルキーでステップ幅と撮影枚数を選択できます。

 

現像ソフトでダイナミックに加工!

話は戻って、デジタル現像ソフトでHDR結合する際に、色調補正などを加える事でさらに写真を変化させることが出来ます。

 

先ほどのHDR画像に・・・

HDR画像

 

いくつかの補正を加えるだけでこんな素敵な写真に!!

HDR画像

 

これは元のHDR画像に「彩度」「明瞭度」「シャドウ」「白レベル」「黒レベル」といった補正をかけたもの。

 

目で見た風景とは違いますが、記憶は時間とともに美しくなっていくものです。

何気ない景色も、いつかこんな美しい記憶になるのかもしれません・・・なんつって。

 

今回使っているLightroom CCの素晴らしいところは、どんなに編集を加えても元画像には一切変更を加えないということ。 

つまり、いつでも元の状態に戻すことも出来ますし、編集の履歴も残るのでやり直しも簡単に行なえます。

 

今回紹介したHDR結合や補正はLightroomの機能のほんの一部です。

触れば触るほど写真が楽しくなる、それがLightroom。

ちなみに、HDR撮影はスマホ(iPhoneや一部のAndroid)単体でも出来ます笑

 

最新版は月額1000円です

「私もLightroom使ってすごい写真作ってみたい!」と思った方、ぜひLightroomを使ってみてください。

ただ、Lightroomの最新版である「Lightroom CC」はサブスクリプションサービス(定額制)となっており、画像編集ソフト「Photoshop CC」とセットになった「Adobe Creative Cloud フォトグラフィプラン」を契約することで使うことが出来ます。

 

年額12,000円なので、月々1,000円。

プロ御用達の画像編集ソフト「Photoshop」と「Lightroom」を、月々1,000円で使うことができる。

高いか安いかはアナタ次第!笑

 

もしそこまで高機能は求めないから無料でカンタンにHDR画像を作りたい!という人はこちらの記事をご覧ください。

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前回HDR画像の作成方法について「デジタル一眼カメラ初心者にやってほしい!簡単にプロっぽい写真が撮れる方法」というのをご紹介したのですが、結局Lightroomの宣伝かよ!っていうお叱りを受けたとか受けなかったとか。 今回はその反省を踏ま...

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