【SONY α6000】星空撮影設定はカメラに登録!MRモードダイヤルを活用しよう

家電・AV・カメラ
2016年11月4日追記:
スーパームーンに備えて、月の撮影設定を追記しました。

ちょうど一年ほど前に購入し、以来ずっと相棒のように連れ添っているカメラが「SONY α6000」です。

それまではオリンパスユーザーで、E-410でデジタル一眼レフデビューをし、E-3を経て(懐かしい)、フォーサーズとはいえデカイそのボディを持ち歩くのが苦痛になりRICHO GR3に浮気をし、そして1年前に「爆速AFミラーレス」を売りにしたα6000ユーザーとなりました。

当時としては破格のボディ単体50,000円で購入、今ならもうちょっと安く買えるのかな・・・

と思ったら、値段は1年前と比べてもあまり変わらないですね・・・それだけ完成度が高いカメラだということで笑

まぁソレはいいとして!

デジタルカメラの世界もスマホなどと同様に、定期的にニューモデルが発売されます。

α6000についても例外ではなく、2014年3月に発売されてから早1年7ヶ月、そろそろ後継機α6100のウワサも流れてきています。

α6100を飛び越えてα6300、そしてα6500まで出ちゃいます。

でも、そんなに安い買い物でもないし、定期的にボディを買い換えるなんて現実的ではありません。(レンズ資産を活かせるのがレンズ交換式カメラのメリットでもありますが)

数あるカメラの中から悩み、選び抜いて購入したカメラを、愛着を持って使い続けるのもまた良いのではないでしょうか。

そんな想いを抱きつつ、愛機α6000の使い倒し企画として、α6000の「知っているようで知らない?こんな便利な機能」をご紹介したいと思います。

今回紹介するのは、モードダイヤルの中にある「MR」について!!

普段「P」「A」「S」しか使わないという方も、ぜひ使ってみてください。

いや、使いたくなること間違いなし!

モードダイヤル「MR」ってなんだ!?

まず「MRって何のこと言ってるんだ?」って思われる方もいるかもしれません。

MRとはコレです。

モードダイヤル「MR」

この撮影モードを選ぶダイヤルのなかにある「MR」の使い方をご紹介します。

撮影時の設定を一発で呼び出せる!

結論から言うと、このMRモードは「自分だけのカメラ設定をワンタッチで呼び出せるモード」です!

α6000は(他のカメラもそうですが)写真撮影の設定を細かく指定することができます。

設定、と一言で言ってもホントにたくさんの設定項目があるんですよね。

例えば・・・

  • 運動会でブレないように撮影したいからシャッタースピードを速くする
  • 背景をぼかしたいからF値を小さくする
  • 暗いところで撮影できるようにISO感度を上げる

などの撮影シーンに合わせた設定から・・・

  1. シャッターボタンを押した時に、1枚だけ撮るか、連写で撮るか、10秒後にシャッターを切るようにタイマー撮影にするか。
  2. ピントを合わせる時、画面の中央にあるものにピントを合わせるか、人の顔を検知してピントを合わせるか、動くものに追随してピントを合わせるか。
  3. 太陽の下で一番適切な色で撮影するか、蛍光灯の下で適切な色で撮影するか。

なんていう設定(1.ドライブモード設定、2.フォーカスモード/エリア設定、3.ホワイトバランス設定)や・・・

  • 手ブレ補正のオン・オフ
  • ノイズリダクションのオン・オフ
  • 撮影画像の横縦比

なんていう普段あまり気にしない設定もあります。

α6000をはじめ、今時のカメラは高性能なのでモードダイヤルを「P」(プログラムオート)にしておけば、設定なんて特に気にすることなく綺麗な写真を撮影することができます。

でも、もっと印象的な写真を撮りたい、もっと思った通りに撮りたい!という場合は、細かい設定が必要になってきますよね。

そのたびに、上記のような豊富な設定を都度行うのは面倒です。

そもそも細かい設定を覚えておくのも大変!

よく使う設定を事前に登録しておき、それを瞬時に呼び出せるモード、それが「MR」モードです! 

事前に設定を登録する必要あり!

自分だけの設定を呼び出せる、ということは、事前に設定を登録しなければなりません。

登録方法はとても簡単で、登録したい設定を行ってから「MENU」→「登録(カメラマークの7番)」から登録先を選択するだけ。

登録先は3つまで登録することができます。

このとき「設定を登録する」時点では、モードダイヤルをMRに合わせておく必要はありません。

「P」モードで細かい設定をして登録をするのも良いですし、「M」モードで設定をして登録することも可能です。

「SCN」モードでよく利用するシーンを登録することも可能です。

登録を呼び出すときは「MR」モードにする

事前に設定を登録し、いざその設定を呼び出したい!

そのときにようやくモードダイヤルを「MR」にします。

「MR」モードにダイヤルを合わせると、確認画面が出るので何も考えずに確認ボタンを押します。(十字キーの中央ボタン、もしくはシャッター半押しでもいけます)

登録の呼び出し

すると、登録呼び出し画面になりますので、事前に登録しておいた設定を呼び出しましょう。

設定は3つまで行うことができるので、十字キーの左右で1〜3を選ぶことができます。

登録の呼び出し選択画面

途中で別の設定を呼び出したくなったら、「MENU」→「登録の呼び出し(カメラマークの7番)」から選びなおすことができます。

登録の呼び出し

モードダイヤルを一旦別のモードにし、再度「MR」にしても同様に呼び出すことができます。

どんな設定を登録できる?

以下の設定を登録することができます。

  • 絞り値
  • シャッタースピード
  • 画像横縦比
  • 画像画質
  • 動画サイズ
  • ドライブモード
  • フラッシュモード
  • 調光補正
  • フォーカスモード
  • フォーカスエリア
  • 露出補正
  • ISO感度
  • 測光モード
  • ホワイトバランス
  • DRO/オートHDR
  • クリエティブスタイル
  • ISO AUTO上限・下限
  • パノラマ撮影方向
  • 赤目軽減発光
  • AF補助光
  • AF駆動速度
  • AF追従感度
  • 露出値ステップ幅
  • 長時間時ノイズリダクション
  • 高感度ノイズリダクション
  • 美肌効果
  • オートフレーミング
  • 手ブレ補正
  • 色空間
  • オートスローシャッター
  • 音声記録
  • 風音低減

こんな設定を登録すると便利!?

僕はこんな設定を登録しています。

基本的には「なんかややこしい設定をしなければならないシーン」の設定を登録しておくとめっちゃ便利です。

星空を撮影したい!

誰もが一度やってみたい「星空」の撮影・・・

スマホじゃできないし、コンパクトデジカメでも厳しい、デジタル一眼でしかできない(綺麗に撮れない)特殊な撮影シーンです。

普段の撮影では使わないであろう設定を行うので、事前に登録しておくと便利!

星空の撮影時の設定は以下のとおりです。

  • 絞り値・・・F3.5(良いレンズであればもっと小さくても)
  • シャッタースピード・・・10秒
  • ISO感度・・・ISO1600(満月の時はISO800とか)
  • フォーカスモード・・・MF
  • ホワイトバランス・・・蛍光灯:白色(もしくは色温度・カラーフィルター3800K)
  • ドライブモード・・・セルフタイマー2秒(リモコンがあれば不要)
  • 長秒時NR・・・切
  • 手ブレ補正・・・切

撮影場所、季節、月の有無等によって若干異なると思いますが、基本的にこんな設定です。

α6000は単体でリモート撮影&バルブ撮影ができるので、星空撮影のハードルも劇的に低いです。

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また、ピントは一番明るい星に合わせます。レンズのフォーカスリングを回せばモニターに拡大表示されると思うので、じっくりと合わせましょう。ピントが合っていない場合はぼやけて大きく表示されるので、くっきり小さく見えればピントが合った状態です。

満月(スーパームーン)を撮影したい!

だいたい年に一度あるという「スーパームーン」。

楕円の軌道を描く月が地球に最も近づくとき、そしてそれが満月のとき、その月は「スーパームーン」と呼ばれます・・・

通常の月に比べて大きさは15%、明るさは30%も増えるといわれています。

そんなスーパームーン、2016年11月14日に見ることができます!

しかも今年のスーパームーンは巨大らしい!

満月の撮影は星空撮影と同じく夜間に行うのですが、星空撮影とは設定が異なります。

月、特に満月というのはとても明るいので実は意外に簡単に撮影できてしまいます。

また月を被写体にする場合は望遠レンズが必要です。35mm判換算で300mm以上はほしいところ。

35mm判換算にするには、フルサイズは「x1.0」、APS-Cは「x1.5」、フォーサーズは「x2.0」と覚えておくと便利。APS-Cの200mmとフォーサーズの150mmが35mm判換算で300mm相当となります。

撮影の設定ですが、

  • 絞り値・・・F8.0
  • シャッタースピード・・・1/400秒
  • ISO感度・・・ISO800
  • フォーカスモード・・・MF
  • ホワイトバランス・・・太陽光
  • ドライブモード・・・セルフタイマー2秒(リモコンがあれば不要)
  • 長秒時NR・・・切
  • 手ブレ補正・・・切(手持ちの時はON)

こんな感じでOK。

F8・400・ISO800(えふはち・よんひゃく・いそはっぴゃく)と覚えましょう。

ホワイトバランスはRAWで撮影すればいくらでも調整できます。

三脚も、このシャッタースピードであれば使わなくても大丈夫。手持ちの時は手ブレ補正をONにしましょう。

コントラスト強めなモノクロの写真を撮影したい!

だいぶ昔に流行ったモノクロ写真、僕はいまだに好きなんですよね。

流行り廃りに左右されちゃダメ!!笑

ということで、α6000でモノクロ写真を撮影する場合は「クリエイティブスタイル」で「白黒」を選べば簡単に設定できます。

ただ、クリエイティブスタイルって普段いじらないので、とっさに使おうとするとどこにあるのか・・・

なので、僕はこの「クリエイティブスタイル」→「白黒」を登録してMRで呼び出せるようにしています。

  • クリエイティブスタイル・・・白黒(コントラスト+3、シャープネス+3)

シンプルなカスタマイズですが、カメラに愛着が湧きます笑

α6000を選んで良かった!

もうこのカメラを使い始めて1年も経つんだなぁと、改めてα6000を見てみると・・・

なんか、知れば知るほどα6000を買って良かった!!って思っています。

だって超カッコいいですもん、こいつ。

サイズも、グリップのセクシーな曲線も、AFの速さも(実は所有レンズではまだ最速を体感できていないのですが笑)。

趣味に毛が生えたようなもんですが、まだまだこのカメラを使い倒していきたいと思います。

今回の記事、同じα6000ユーザーの皆様のお役に立てれば何より!!

その他のカメラユーザーの方も、同じような機能はきっとあると思います。ぜひ探し出して、より愛着を持ってくださいね笑

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