先日10月6日、海外の話ですがこんな発表がありました。
α6500、11月発売───
なんとSONYのミラーレス一眼のフラッグシップであるα6000シリーズで、最新機種「α6500(ILCE-6500)」が発表されたのです。
最新機種が発表されるのはもちろん嬉しいことです。
しかし、これに悔し涙する人もいるかもしれません。
なぜなら、これまで最新機種であったα6300の発売(2016年3月)からまだ半年ちょっとしか経っていないのです・・・
もちろん、海外で発表されたのであって、日本国内での発売時期はおろか発売するかもまだ決まっていません。
10月28日追記
日本国内での発売日が12月2日に決まりました!
α6500 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニーソニー デジタル一眼カメラα(アルファ) 公式ウェブサイト。デジタル一眼カメラα(アルファ)α6500の商品ページです。
で、個人的には前前モデルであるα6000の完成度が素晴らしいと思っており、新モデルが出ると「今買いなのはα6000だよ!」と言い回っていたので、今回はα6500、α6300、α6000のスペック比較、値段の比較なんかを交えて、どのモデルが買いなのかを検証したいと思います!
主なスペック比較
α6500 | α6300 | α6000 | |
センサーサイズ | APS-C Exmor CMOS | ||
画素数 | 2,420万画素 | 2,430万画素 | |
画像処理エンジン | BIONZ X | ||
AF | 425点(位相差検出方式) | 179点(位相差検出方式) | |
AFスピード | 0.05秒 | 0.06秒 | |
手ブレ機能 | ボディ内蔵5軸 | なし | |
EVF | 240万ドット | 144万ドット | |
液晶タッチパネル | あり | なし | |
最高連写速度 | 11コマ/秒(Hi+) | 11コマ/秒(Hi) | |
連続撮影可能枚数 | 307枚 | 55枚 | 49枚 |
ISO感度 | 100-25600(拡張51200) | 100-25600 | |
ボディ材質 | マグネシウム合金 | プラスチック | |
サイズ※1 | 120.0 x 66.9 x 53.3 | 120.0 x 66.9 x 48.8 | 120.0 x 66.9 x 45.1 |
重量※2 | 453g | 404g | 344g |
発売時期 | 2016年12月 | 2016年3月 | 2014年3月 |
価格※3 | 1400ドル (約14.4万円) |
134,880円 (実売約12万円) |
64,571円 (実売約6万円) |
※1 幅 x 高さ x 奥行き(mm)
※2 バッテリー、メモリーカードを含む
※3 ボディ単体。2016年10月10日現在
こうして見ると画素数や画像処理エンジン、AFなどもα6300と変わりありません。
つまり撮れる写真はあまり変わらない、ということでしょうか?
しかし絶対的に違うのが「ボディ内手ぶれ補正」「タッチパネル」「連続撮影枚数」です。
ボディ内手ブレ補正機構
従来「レンズ内手ぶれ補正」だったものが、α7シリーズで搭載しているのと同様に「ボディ内手ぶれ補正」を搭載しました。
しかもちゃんと5軸(ピッチ、ヨー、水平、垂直、ロール)です。
手ブレ補正対応のレンズを装着すると、レンズ側でピッチ軸とヨー軸を補正し、ボディ側で水平、垂直、ロール軸を補正するそうです。
タッチパネル液晶モニター
ついに液晶モニターがタッチパネル対応になりました。
EVFを覗きながら、液晶モニターでAFポイントを移動できるそうです。
右手の人差指が大忙しです。
いや、右手の親指を使えばいいのか・・・?なんかもう操作に頭フル回転でボケ防止に良いかもしれません。
連続撮影枚数が大幅アップ
内部処理の向上と大容量バッファメモリを搭載し307枚も連続撮影が可能!
36秒以上も高速連写できるそうです。マシンガンですね。
何を基準に選ぶか?
さて、各モデルのスペックを比較してみました。
もちろん最新のα6500の発売を待って購入できれば、幸せになれるでしょう。
ハードウェア的な違い(ボディ内手ブレ補正、タッチパネルなど)はどうあがいてもアップグレードで対応できるものではありません。
しかし、それ以外であればその実、α6300とさほど変わりがありません。
ということは、α6500が国内発売されたあと、値下がりしたα6300って買いかも!?
α6300とα6000の差は
ちなみにα6300とα6000はそれなりに差があります。
AFの測距点数が位相差検出方式で179点から425点に、コントラスト検出方式で25点から169点に増えているし、AFスピードも0.01秒速くなっています。
地味に嬉しい水準器やグリッドラインなどもα6000にはありません。
これは、いま最も買いなのはα6300か・・・!?
超えられない価格差!
しかし、そんなα6300は発売当初から高い高いと言われています。
現在でもα6000が6万円なのに対してα6300は12万円と、価格差はほぼ2倍!
6万あったら、どうします?
レンズ買いますよね?
一眼カメラはレンズがなければ撮影できません。
6万あったらそこそこのレンズ1本買えちゃいます・・・標準ズームとマクロの2本セットも買えちゃうかも。
軽いは正義!
そしてα6000ユーザーの僕は言いたい!
軽いは正義!!
α6000は344gという、とても軽いカメラです。
持ち歩くのが苦じゃないので「今日は荷物多いからやめておこうかな・・・」なんて言うことがありません。
α6300は本体材質がマグネシウム合金となり、400gを超える重量となりました。
そしてα6500はさらに重く、450g超えです。
かつて1kg近い一眼レフを所有していた時は、持ち歩くのが嫌でした。
カメラは持ち歩かないと意味がありません。
たかが50g、されど50g。
結局どれが買いなのか!?
いろいろと書いてきましたが、結局今はどれが買いなのか!?
僕が「これからミラーレス一眼デビューをしようと思っている」という立場であれば・・・
α6000を買います!!
まず、α6500は発売すらしてないですからね笑
手ブレ補正についても、手ブレ補正内蔵のレンズがたくさんあるわけだし、「ブレさせない撮影」を学ぶためにも、最初はボディ内手ブレ補正は要らないかな。
タッチパネルは便利だけど、無きゃ無いで。
連写については、そういう被写体(鉄道とかカーレースとか)を狙う人は必要かもしれません。
そうなるとニコンやキヤノンなど他のメーカーも視野に入れるかな。
α6300についてはやっぱり価格差がネック。
ネックではあるんだけど・・・AFセンサーが大きな差ですよね。
このファインダーを埋め尽くすAFセンサー・・・
これもまた何を被写体にするかなんですが、運動会などで我が子を撮りたい!とかペットのワンちゃんを撮りたい!とかになると、高密度AF追従テクノロジー搭載で425点の像面位相差AFセンサーと169点のコントラストAFをもつ(何言ってんだ?)α6300とα6500は魅力的です。
ちなみにこのAFまわりの説明は動画だとわかりやすいです。
α6300の動画ですが、α6500も変わらないでしょう。
なので、まとめると・・・
まとめ
静物撮影メイン、ボディよりレンズにお金を回したい人はα6000。
子どもの撮影とかも視野にいれて、即戦力のカメラが欲しい人はα6300。
コンパクトなミラーレスのなかでも最新・最高のカメラを持っていたい人はα6500。
と言った感じでしょうか。
最新・最高のカメラとなると、α7シリーズを買っちゃいそうですけどね笑
ちなみに、ソニーストアでは11月2日10時から先行予約販売受付のようですよ!
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