調理の基本となるのは「焼く」「
燻すという調理方法は、煙による香り付け、すなわち「燻製」を作るときに行う方法。
一般家庭でやると部屋中に煙が充満してしまうし、手間がかかるわりには晩御飯のおかずにもなりゃしない、イメージとしては「趣味」のレベルだと捉えている人もいるでしょう。
でも燻製ってお客さんとかに出すと「おぉーコレ自分で作ったの?」って注目されるんですよね。
他の人があまりやらないぶん、おもてなしとサプライズにはぴったりです。
今は燻製を作るための道具も安く手に入りますし、ちょっとオシャレな男の趣味として「燻製作り」にチャレンジしてみませんか?
今回は燻製初心者が手軽に挑戦できる「ペッパースモークチーズ」の作り方をご紹介します!
ビールやウィスキーのおともにピッタリですよ!!
燻製器を買おう
まず、燻製を行うためには燻製器を用意する必要があります。
段ボールや一斗缶で自作する人もいますが、最初は市販品のスモーカーセットを買ったほうが楽ですね。
有名ドコロはSOTOの「いぶし処」という商品です。
商品紹介も含め、用意するものは以下の記事に書いていますので、燻製器をこれから買うという方はご参考にしてください。
ペッパースモークチーズを作ろう
では本題、ペッパースモークチーズの作り方をご紹介します!
ペッパースモークチーズと言うのはスモークチーズにブラックペッパーを振ったものです。
ピリッと辛いブラックペッパーとスモークの香りがピッタリの一品。
材料
今回使う材料は「切れてるチーズ」。
安く売ってたモッツァレラをチョイスしてみました。
どんなチーズが燻製向き?
燻製にするチーズはどんなチーズを選べばよいか悩みますが、とろけるチーズ以外ならなんでも良いです笑
6Pチーズとかキャンディチーズなどの「プロセスチーズ」が溶けにくくてオススメです。今回使っているクラフトの切れてるチーズも「プロセスチーズ」です。パッケージ裏の種類別のところにプロセスチーズと書いてあるので見分ける参考にしてください。
逆に溶けやすいチーズは「ナチュラルチーズ」といって、イメージ的には高級なチーズ?
詳しくは以下のサイトが参考になります。
ブラックペッパーを振る
切れてるチーズを一枚ずつ切り離して並べたら、ブラックペッパーを振ります。
振る量はお好みで。
片面に振ったあとはしっかりくっつくように指で押さえつけます。
裏返してもう片面にも同じくブラックペッパーを振りましょう。
燻製器にセットする
両面にブラックペッパーを振ったら、燻製器にセットします。
ポイントは、熱源から遠いところにセットするということ。
熱源(写真下部の茶色いスモークウッド)から近いと、その熱でチーズが溶けてしまいます。
高い温度で燻す方法を「熱燻」というのですが、スモークチーズを作るときは向かないかな。
あまり高くない温度(40度くらい)で燻す「温燻」という方法が良いと思いますが、この温度調整をするために熱源から離しています。
アルミホイルを敷くのは?
今回アルミホイルを敷いているのは、単純に網目が大きかったのと、多少なりともチーズが溶けるので落下防止のためです。
溶けたチーズがくっつきやすいので、一旦くしゃくしゃにしたアルミホイルを敷いています。
スモークウッドに着火する
今回は台所のガスコンロで燻製作りを行っています。
なのでスモークウッドに着火するにはガスコンロを使うのが一番手っ取り早いです。
こんな感じでトングでつかみ(プラスチック製はダメですよ!)、炎が上がってもしばらく炙り続けます。
こんな感じに白くなればOKかな。
火が完全に消えて白い煙が上がるようになってから燻製器にセットします。
片付けを楽にする一工夫!
スモークウッドは受け皿に乗せて使うのですが、その受け皿をアルミホイルで覆っておくと、後片付けが格段に楽になります。
別記事の一部として紹介していますので、参考にしてくださいませ。(記事終盤あたりです)
スモークチップはダメ?
燻製つくりに使われる熱源には「スモークチップ」と「スモークウッド」があります。
今回使うのはスモークウッドで、これはチップを固めてブロック上にしたようなものです。直接火をつけて、線香のようにして煙を出します。一度火をつければ1時間とか2時間とか勝手に燃え続けるのが特徴です。
対してスモークチップは直接火をつけるものではないのですが、常に下から熱を与えなければいけません。フライパンで炒めものをする感じです。一気に煙を出して短時間に燻したいときは向いてるのかな?その分温度が高くなります(熱燻向き)
一応燻製器内の温度を計るための温度計も売っています。あると便利。
燻製する
スモークウッドを燻製器にセットしたら、あとはスモークウッドが燃え尽きるまで待つだけ。
スモークウッド1つにつき90分燃えますが、最初の火の付き加減により若干前後します。
燻製中は煙が出続けますので、換気扇はフル回転させるのをお忘れなく。
またこんな排煙システムを作ると部屋が煙臭くなりません。
ダンボール製w
ほんとは下から空気を取り込めるようにスペースを開けるべきなんですが・・・作り直したいと思います。
燻煙完了
今回スモークウッドの燃焼が遅くて、2時間経って完成したのがこちら!
ちょっと薄め?のきつね色になりました。
鼻を近づけるといい匂いがします。
ほんとは途中で裏返してあげると両面が綺麗に燻製されると思いますが、今回はすっかり忘れていました。
アルミホイルに接していた面はだいぶ白いですね。
あと、熱でそれなりに柔らかくなってアルミホイルの後が付いています。
この状態ですぐに食べたくなるところですが、ちょっと待って下さいね。
1時間ほど冷蔵庫で寝かせると、さらに美味しくなります。
長時間寝かせる場合はラップをしたほうが良いでしょう。
ペッパースモークチーズ完成!
冷蔵庫で十分に寝かせたら、ようやく完成です!!
ビールなりウィスキーなりを用意して、自分で作った燻製を味わいましょう。
すぐに無くなってしまうと思うので、多めに作っておくと良いですね(今更)。
部屋に燻製のにおいがついてしまったら
最後に、もしも部屋に燻製の匂いが着いてしまったら。
段ボールで排煙も完璧!と思っていても、どうしても少しは匂いがついてしまいます。
部屋で焼き肉やるのと同じようなもんですが、燻製の匂いはサクラやヒッコリーなので結構いい香り・・・
とはいえこのまま匂いに包まれて暮らすわけにもいかないので(笑)。
ファブリーズなどの消臭剤をカーテン、壁など噴きかけるか、こんなアロマで消臭するとよいでしょう。
これはランプベルジェというもので、中に入れるオイルによって香りが変わるのですが、これを使うと部屋についた燻製の香りもかなり消えます。
燻製にかぎらず、お部屋の匂いが気になる方はぜひ。オシャレですしね。
以上、簡単に作れる燻製「ペッパースモークチーズ」の作り方でした!!
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